あおいいぬ

漫画の感想が主。

里帰りをしたことの意味【マギ325夜感想】

 

ジュダルくんおかえりなさい!!

ようやく…ほぼ丸一年ぶりの本編登場…。待ちに待った登場…。

突然登場してきたもので大変びっくりしました。ですが、元気な姿を見ることが出来て本当に嬉しかったです…。心臓に悪い…。

 

 

ジュダルが登場することに対して楽しみな気持ち勿論、「戦争が禁止される世界、そしてかつて世界を殺すと誓った白龍が復讐を終わらせたことに対してどう感じるのか」という不安もありました。

ですが、アリババくんの「もう戦争するとか息巻いてないのか?」という問いに対して「それはもうやってきた」と答えています。

あれだけ戦争が好きで元の世界に戻って早く戦争をやりたいと言っていたジュダルがい「もうやってきた」と未練なく言った背景には、一体何があるのでしょうか。

これについて、少し考えたいと思います。

 

戻ってきたアリババくんとジュダルは、どちらも「里帰り」してきましたね。

でも、二人がしたことは同じでも目的は全く違っています。

 

アリババくんは里帰りが第一目的ではなく今いる場所で「やるべきこと」のために自国に戻り、これまで自分が心の底ではこだわっていた王子という立場を、もうバルバッドには必要の無いものとして王子として国に縛られたい気持ちとの決別をしました。

 

それに対してのジュダルの里帰りは、「やりたいこと」だったんじゃないかなと思います。

 

ずっとマギであることに存在価値を見出されて利用されてきたから、自分の存在意義も生き甲斐もマギであることに頼ってきたから、彼がマギとしての自覚を得るためにマギとしての真価をわかりやすく発揮する手段である戦争が好き。

けれど一度死に、暗黒大陸でマギではない自分を経験して、戦争の無い世界に戻ってきました。

でももうやりたかった戦争が無い世界で、他にやりたいことを考えた時に思ったのが、自身のルーツを見直すことである里帰りなのではないかと。

 

これから先を生きていく上でどうすべきかを考えるために、自分のルーツを探る事を選択したのではないでしょうかね、ジュダルは。

最初からマギとしてではなくジュダル自身を無条件で受け入れてくれる家族と過ごせていたかもしれない場所を訪れることこそ、ジュダルが自分の存在意義を見直すに相応しい行為だったのではないでしょうか。

そしてそこに現れたのが、マギとしての力を目的に手を組んだものの、マギとしての力をもう必要としない白龍だったのが、よりジュダルの存在意義がマギということだけではないという裏付けにもなってくれるんですよね。

白龍はジュダルだから迎えに行ったんですから。

 

つまり、自分の中の戦争というものと決着をつけてきたことを受けて、「戦争はもうやってきた」ということになるのではないかと思います。

戦争をしなくても自分の存在意義を見出せる。だから戦争への強いこだわりが必要なくなったんだと思います。

 

自分のルーツを見直し、自分が何者であるかをはっきりと見定めることが自信への繋がりということを以前別の記事でも述べたのですが、今回も同じような意味があると思っています。

pilot.hatenablog.jp

 

ジュダルは自分の存在意義を戦争に頼る必要はない。

だから戦争をやってきた、と言えるのではないかと思います。

 

ところでジュダル登場と白龍との再会情報でテンションが上がりまくって勢いでつい煌帝国編が収録された単行本のkindle版でも揃えてしまいました。

煌帝国編についてちゃんと向き合おうと思って前々から検討していたのですがこれを機に揃えるの本当に単純ですね。

いずれ煌帝国編について、まとまった感想解釈が出来たらいいな…。