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kisarasaraのブログ

マギの本誌感想を中心に弱虫ペダル本誌感想とかも。

新開悠人のお面について

 

新開悠人が兄・新開隼人にコンプレックスを抱くまでの経緯が見えたわけですが、ここで改めて新開悠人の行動に目を向けたいなと思いました。
 
新開悠人を象徴するアイテムとして、可愛らしい少女のお面があります。
 
これにこそ悠人が箱根学園自転車競技部の一年生レギュラーになるに至るまで気持ちを改めの象徴なんではないかと思います。
 
悠人はかっこいい兄に憧れ、兄の真似をして、いつまでも兄と同じことを出来ると思っていた。
しかし持っている才能、そしてそれを露わにする三年という年の差が兄の凄さを悠人に突きつけてくるわけです。
兄に追いつきたくて、また同じになりたくて実力を優勝するまでに極めたのにその結果は周囲が悠人を「あの新開隼人の弟」という認識程度で止めてしまったこと。
それは小学生の悠人の心に深く傷をつけました。
 
だから悠人は、兄と比べられないためにスプリンターからクライマーに転向した。
そして、兄とは違うことを証明するために兄の得意とする舞台ではない舞台でトップに立つ。
そのために高校生になる悠人はあえて同じ箱根学園の自転車競技部を選びます。
 
しかしそれでも初対面の人間からは「あの新開隼人の弟」と見世物かのように扱われ持て囃されました。
その事に不満を抱きながらも兄の権威を無意識に背負っていたところに葦木場が勝負を挑み悠人を負かし、悠人の心を動かしました。
 
兄と比べられたくなくて兄とは違う道を選んだのに、兄の凄さを盾にしていたことに気がついた彼は、無意識に兄の影を自分と共にあると思っていたわけです。
 
だから、もう同じ勘違いを起こさないために起こした行動のひとつが可愛らしい少女のお面を被ること、なのではないかと思います。
 
お面には「顔を覆い隠す」という役割があり、これは兄とそっくりのその顔を自ら意識的に隠すことで無意識に兄を頼ることを戒めているんじゃないでしょうか。
 
そしてもうひとつ、「兄が絶対にやらなそうなこと」を取り入れることで、自分の中の線引きをハッキリさせているようにも感じられます。
 
ですが、IH二年目二日目レース開始前で小野田にバキュンポーズをとってみせたりしています。
これは兄の仕草を真似ているため上記とは矛盾しますが、あえて真似てみることで「本物とは違う」ことを演出してみせているのではないかと思います(残念ながら小野田は新開隼人さんのバキュンポーズを受けていないためその効果が無いわけですが)。
 
お面を被る理由を少女願望があるから、としていますがこの辺もどこまでが本当かいまいち図りかねるところはありますが!
少女願望が事実なのもそれはそれで面白そうではあるんですが現段階だと適当にそう言っただけという印象なんですよね…。
 
情報が出てくるたび今後に期待出来る子で目が離せません。
 
そしてそろそろ二日目ゴールが決まりそうで緊張してしまいます。
仲間の期待を背負いバネにして進む今泉くん、自分のプライドとそれに気づかせてくれた人のために走る悠人、そしてそれらを全て一蹴し純粋に勝利を渇望する御堂筋くん。
 
個人的にはそろそろ御堂筋くんが勝つところが見たいんです…。勝利を掴んで欲しい…。
 
しかし違う思いが拮抗していて結果が非常に楽しみであり怖いですね!
大事な最終日に繋がるゴールなので、しっかり見届けようと思います。