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kisarasaraのブログ

マギの本誌感想を中心に弱虫ペダル本誌感想とかも。

二人のゴールとスタートライン【マギ314夜感想】

 

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アリババ・サルージャさん、モルジアナさんご結婚おめでとうございます。
めでたくゴールイン!なのですが、ゴールというよりもこれからを感じさせる雰囲気だったのに、この二人及びこの物語のゴールが結婚では無いと感じられて非常に嬉しかったです。
 
 
アリババくんとモルさんの関係ってとても難しいなと思っていたんです。
 
アラジンくんはハッキリと友達と言い表すことが出来ますが、モルさんは友達とは少し違っていたと思います。
普段は異性として意識していなくても、明らかに異性として意識する対象でもある存在で、そういう存在をただの友達で収めてしまえるほどアリババくんは器用では無い筈だからです。
 
21巻でモルさんに告白されたと勘違いした時に、舞い上がったところが特に顕著な例ではないかと思います。
 
この時のアリババくんは、悪い言い方をすると好意を向けてくれる相手自身というより、好意そのものを恋愛対象にしていたように感じていました。
好意に向けて好意で返すのをアンサーとしていると言いますか。つまり、好きな人は「自分で選んだ相手」では無いのではないかと。
 
それ故にアリババくんが今回モルさんを自分の意思で伴侶に選んだのだと感じるのをより強調させるものが、21巻・204夜でモルさんが恋愛感情が何であるか理解するまで待っていてくれるか、という約束であると思います。 
 
アリババくんはついにこの約束を果たすことなく死んでしまい、待つ立場だったアリババくんは、結果的にモルさんを待たせることになりました。
 
自分が死んでいる間にモルさんを待たせてしまったという自覚があったのであれば、もしかしたら「待っていて欲しい」という約束は果たされないままになっていた、と思っていたのかもしれません。
その前提の上で、300夜でオルバ達にモルさんと白龍の意味を含んだ噂を耳にし、プロポーズを受けてくれる確証が無い中でプロポーズしたのであれば、アリババくんの大きな心境の変化が伺えるのではないでしょうか。
 
これまで「好意に対して好意に応えたい」としていたアリババくんが、「たとえ応えてくれないとしても、本当に伝えたい相手に想いを伝える」ように変化した。
 
それに対してモルさんは、「本当の自分」を知った上で自分のありのままの気持ちで応えた。
過去を振り返り、自分のルーツを知り、自分の気持ちと向き合って、これまで出来なかったこれから先の自分の人生を思い描くということを行った中で、代わりの効かない必要不可欠な相手にアリババくんを選んだ。
 
「二度と悲しませたりしない」という強い意志に対して「今度は絶対に死なせない」という強い意志をぶつけて。
 
 
だから、このプロポーズがとても感慨深いものに思えたんだと思います。
 
本人の自覚からきた気持ちを伝えることこそが、二人のゴールでもあり、スタートでもあるのです。
 
ダビデとシンドバッドのこと、煌煌商会のことを背負っている段階でのプロポーズであることが、これから家族として過ごすことになる夫婦が問題を分け合い、支え合い、共に歩んでいく姿を想像させ、よりスタートという面を強調させるのではないでしょうか。
 
 
そして最後に言わせて欲しいのですが、女に振られた男が向かう先が女なんてつまんねーよとか言い放つ男の元ってどういうことなんですかね。
これは再会に期待が高まって既にカンストしていますが期待していいところなんですかね?
最後の煽り文が本当に煽っていて辛抱たまらないです。
 
ザガン組が再会したもののすぐ別行動なのは寂しいですがそうか…二人で再会してしまうのか…と不純な胸の高鳴りが止まらないですね…。止めたい…。
 
しかも三年間白龍の魔力が込められた種を持っているって…さすがにびっくりだよ…。
 
ちょっとこの辺は頭を冷やしながら楽しみにしています。
本当に頭を冷やしたい。